部屋で一人で気楽に見るのが心地よく、映画館に向かうのが億劫になっていたのだ。
結論から言うと大迫力で観てこその映画なんだから、F席だのG席だのくらいじゃ勿体無い。
前列で観る事の魅力を挙げてこうと思う。
<< 1: 大迫力 >>
映画の構図自体、大画面で観ること前提で作られているので、それを自分の画角限界で受け止めるこの楽しさ。
<< 2: 中央に陣取れる >>
たいてい予約席は中列の中央から埋まっていくものだ。当たり前だ、中央から観るために作られているものを中央から観るのが一番いいに決まってる。
だがA〜C列は大抵空いている。勿体無い。
上映前に席につく際のすいませんすいませんなやり取りや、上映中に席を立つ人に邪魔されることもない。
<< 3: マナーの悪い客に捕まらない >>
うるさい客のせいで映画を楽しめなかった事は多々あると思う。
ザボーガーの舞台挨拶に行った時に隣が劇伴の人の知り合いか何かでずっとケータイをいじってて注意し上映後口論になったのは今でも苦々しい思い出として残っている。ザボーガー自体はとても楽しかったのにそれに付随していつも思い出してしまう辛さ。
だが僕の好きなB列はどうだ。最前列はもちろん、同列、後ろの列にも人はいない。
また、最近はあれだけマナーマナー上映前に言ってるだけあってお喋りする客は少なくなったと思うが、一つだけ改善されてないのが一つ、キックだ。
脚を組んでるのか知らないが、前列を蹴る客はまだいる。どちらかというと「蹴ってしまう」わけだから気をつけようがないのも事実。
だが前列はそんな煩わしいトラブルも一切ない。ポップコーンの音も聞こえない。とても集中できる。
<< 4: 自分のマナーが悪くても迷惑をかけない >>
語弊を受けそうな書き方だが、たとえば尻が痛いので席の右側にもたれかかって観ようが文句は言われない。
もちろん、というか前列で観る場合あたまが席から出ないように座るので、後列の人たちには全く見えていないはず。
最近フードメニューが充実しているが、味付きのポテトを頼んでも周りに迷惑をかけないので気軽に食べられるのも良い。
上記二つは稀な例で、例えば泣いてるとこを見られるのが恥ずかしくて我慢しちゃう時があるだろうが、前列なら気兼ねなく泣ける。さすがに声をあげるほどはどうかと思うが。
ぶっちゃけ言いたいことは「大迫力」「人がいない」の二つに集約される。
とはいえいくつか注意しなきゃいけないことがあって、
・A列だと途中退席の人やら上映前が煩わしい
・とても大きい劇場だとさすがに字幕版は辛い(これは事前に調べたり自分のベストを見つけとけばOK)
・バルトなど一部の劇場は最前列でも見やすく、埋まってることが多い
・プリキュアを観るときは最後列厳守
同じ映画を二度三度観る人も少なくないと思うので、一回くらい是非試してほしい。まずは大型劇場での通路の最前列(D.Eあたり)がオススメです。